紫陽花の 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子 見つつ思はむ
(あぢさゐの やへさくごとく やつよにを いませわがせこ みつつしのはむ)
『万葉集 橘諸兄 巻二十・四四四八』より
アジサイが八重に咲くように、いよいよ長い年月を生きてください、あなた。アジサイを見ながらあなたをお慕いましょう。
という意味だと『NHK 趣味の園芸2021年6月号』に載っていたものを使用させていただきました。
紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘
正岡子規の一句です。紫陽花の色が少しずつ変化する様子を擬人化して表現し、「人の心も花の色のように移ろいやすいもの」という意味が込められているそうです。
慣れないことを無理に調べたもので、私の気持ちも赤から青へと変化いたしました。
余談ですが『紫陽花』は中国語でライラックを意味するそうです。
紫陽花を見て『綺麗』や『可愛い』は思っても、人の心情に置き換えるとはさすがですね。
私はあらゆる花の中で、アジサイの水落ちした表情が一番切なく感じますね。全体ではなく一部だけが水落ちすることもあります。柔らかくなりへこんだ姿が切ないですね。
アジサイを是非部屋に飾ってください
吊すと魔除けの効果?があると言われてますが、アジサイはお水が大好きなので水がたっぷり入った花瓶につけて飾るのが一番です。
お待ちしております。